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メルマガ2021.04.28

「美団」は無人配送を発表、配達員の仕事が奪われる?2021年4月28日号

中国ではアリババ集団と騰訊控股(テンセント)に次ぐプラットフォームとして存在感を高めているアプリがあります。それは年間アクティブユーザー数4.8億、中国最⼤O2O(online to offline)⽣活サービスプラットフォーム「美団点評」です。フードデリバリー、レストラン評価サイト、共同購入など様々なサービスを展開しています。4月26日に「美団点評」のフードデリバリーサービス「美団外売」から次世代無人配送車「魔袋20」が発表されました。

無人配送車は最高時速45キロ、実際配送時は20キロで配送します。また、積載量は150キロ、容積は540リットル近く、一回の配送は10件までとなります。

実験運用は2020年から北京順義地区で既に始まっています。2020年から今年4月までに、この地区の配送件数は3.5万件以上に達し、自動運転距離は30万キロ近くなりました。「美団点評」の担当者は「魔袋20」の大規模量産計画しており、今後3年間は北京、上海、深センなど多くの地域と都市で無人配送サービスを実現すると同時に発表しました。

将来は配達員との共同作業になると担当者は話しています。特に最後の100メートル、手動ドア、回転ドア、セキュリティカード使うなどロボットにはまだまだ難しいシーンがあります。またお客様とのコミュニケーションも必要なので、配達員の仕事はなくならないと示しました。

「美団点評」は日本に旅行中の中国人にも利用されています。2019年のデータによると、日本への旅行1週間前から、行きたいショップを検索し、お気に入り情報を保存したり、旅中のクーポン利用したお得なショッピングなど、利用人数は月間40万~50万人にのぼっています。

JFNasiaは「美団点評」アプリの広告・クーポン・店舗誘導メニューも扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

文/Elly

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