中国の楊倩（21）選手が射撃女子10メートルエアライフル個人で東京オリンピック大会最初の金メダルを獲得し、一瞬で有名人になりました。彼女の微博は5日間で200万のフォロワーが増え、故郷の浙江省寧波市のアパレル企業「YOUNGOR」は彼女にマンションを贈ると発表しました。

しかし、ネットで一番ヒットしたのは試合中、彼女が付けていた黄色いアヒルと小さなニンジンのヘアアクセサリーです。中国最大のECサイト「淘宝」では爆発的な人気となりました。以前毎日100個くらいだった売上が、今では毎日1万個以上売れているそうです。レビューを見てみると、ほとんど「金メダルおめでとう！」、「金メダリストの幸運を引き寄せたい。」、「男ですけど、買いました。いい仕事を見つかりますように。」など運気を上げたいコメントが多くよせられています。

あと、卓球女子シングルス金メダリスト陳夢選手のネックレスとブレスレット、重量挙げ女子49キロ級金メダリスト侯志慧選手の水筒などもヒット商品となりました。

オリンピックの金メダルは金メダルそのものの価値だけではなく、金メダリストたちのちょっとした行動やしぐさからも大きな経済効果を生み出すことができることを証明しました。

文/Elly