メルマガ2022.10.26
ロボット犬の散歩は新しいトレンドに!2022年10月26日号
今年の国慶節(10月1日~7日)の連休には、中国のSNSにロボット犬と散歩する動画が多くアップされています。ロボット犬は中国語では「机器狗(ジーチーゴウ)」といいます。こちらは杭州にある「宇树科技(Unitree)」が開発したロボット犬、1台15,000 元 (約30万円)、今年発売以来、人気が高まっています。犬のように見えますが、頭も柔らかい毛もなく、銀色の四足歩行のロボットが街角に登場。ペット犬との遭遇もよくあるそうです。ペット犬のほうはトラウマが残りそうですね。
ロボット犬には「餌をやらなくていい、予防接種の必要もない、トイレの世話もない、よく言うことを聞く上に静かだ」など、多くのメリットがありますが、一回の充電で動く時間は平均で約50分と短いため、不満を感じるユーザーも多いようです。
中国電子学会が発表した「中国ロボット産業発展報告(2022年)」によると、中国のロボット市場規模はここ5年で年間平均22%の成長率を記録しています。高齢化社会に向けて、見守り、健康維持、家事などこなせる家庭用ロボットの開発も進んでいます。ドラえもん(中国語では「机器猫(ジーチーマオ)」といいます。)と一緒の生活も遠くない未来に来ています。
文/Elly