北京冬季オリンピックの開幕まであと半月。中国国家体育総局が発表した戦略計画では、2025年までにウィンタースポーツ人口「3億人」、市場規模「1兆元（約17兆円）」を目指しています。2020年はすでに6,000億元（約10兆円）に達し、スキー人口延べ人数は2,000万人以上になりました。

ではスキーはなぜこんなにブームになったのでしょうか？一つは北京冬季オリンピックを注目させるために、国の政策で推進しているからです。もう一つは新型コロナの影響で、スキー愛好者たちが海外に行けず、国内スキー場を転戦するようになり、それに初心者たちが触発されハマっていったことにあります。例えは良くないですが、スキーは「白いアヘン」と呼ばれるほどです。また、中国版Instagram「小紅書（RED）」では#滑雪（スキー）＃の記事が42万件以上アップされています。キャミソールやミニスカートを着て、スキーウェアやスキー板を合わせて、様々なポーズで写真を撮る「雪姫」たちも出現しています。「TikTok」の中国版「抖音」でも#滑雪（スキー）#の関連動画再生数は150.4億回を突破しました。

中国ではウィンタースポーツ産業はまだ新興成長過程にあります。今後のさらなる発展、進化に注目していきたい市場ですね。

文／Elly