メルマガ2020.06.03
中国週休2.5日制度 経済復興になるか 2020年6月3日号
新型コロナ収束が近いと言われている中国では、消費市場復興のため、3月末から浙江省、江西省、河北省など複数地域で「週休2.5日制度」が打ち出されています。金曜日の午後から気軽に省内の中近距離旅行(1泊多く泊まれる)など観光と商業施設の利用促進に期待が持たれています。微博でも話題になり、閲覧数が億を突破しました。
実は、この制度は新しいものではないのです。2015年から中国国務院が出した奨励制度が今回の経済復興のために、応急処置として再び実行され始めたものなのです。
でも、ネットユーザーからは反対の意見も多く出ています。新型コロナの影響で収入が減り、休みがあっても旅行に行くお金がないとか、大企業は残業が多く、中小企業はまだ週休1日の会社が多いのです。
「週休2.5日制度」より、政府は「労働法」を見直し、より多くの労働者に休暇権利を与えることの方が大事であるとネット上に声が上がっています。
「週休2.5日制度」はただの「画餅」にすぎないようです。
そういえば日本のプレミアムフライデーってどうなってましたっけ。。。
※「画餅」=「絵に描いた餅」 中国も日本も同じ意味で使われています。