メルマガ2020.12.16
実は中国のパンダは二種類いた! 2020年12月16日号
12月12日、中国中央テレビCCTVのニュースチャンネルでは、
パンダ(ジャイアントパンダ)に関する面白いニュースを報道しました。
それは中国にはなんとパンダが二種類いるというニュースです。
それぞれ四川省(しせんしょう)のパンダと陝西省(せんせいしょう)のパンダです。
上の写真の2匹のパンダの違いがわかりますでしょうか?
笑っているパンダと、笑っていないパンダ!?どうやらその違いではないようです(笑)。
左側の口を開けて手を振っているのは四川のパンダで、右側が陝西のパンダです。
その違いは、四川省のパンダは熊に似ており、陝西省のパンダは猫に似ているとのことです。
(この写真だけでは違いは分かりにくいですね)
四川のパンダは頭が大きく、熊のように長い形をしていますが、
陝西のパンダは頭が丸く、口が短く、猫に似た顔をしている特徴があります。
四川省と陝西省は隣接していますが、四川パンダと陝西パンダはあまり馴染みがなく、
DNA研究の結果、30万年前から交流がなかったことが判明しています。
それぞれ少し違った種類に進化を遂げたと推測されます。
さて、上野動物園のパンダはどちらの種類のパンダなのでしょうか。
そんな目線で観察をしたら楽しみも増えそうですね。
文/Elly