訪日中国人に向けた旅前(たびまえ)情報発信 JFNasia

NEWSInformation / Mail magazine / Chinese topics

メルマガ2022.12.09

映画館でお昼寝?!中国の「映画館+」戦略とは? 2022年12月9日号

2022年、中国で公開された映画の数と興行収入はコロナの影響で、いずれも昨年より大幅に下落しています。11月22日現在、中国映画市場2022年の総興行収入は297億元(約4,600億円)となり、前年比で約63%となりました。残り1ヶ月で昨年の興収を超えることは、もはや不可能です。そのため、各地の映画館はさまざまな新ビジネスを模索し、収益力を高めようとしています。例えば、「映画館+スタンダップコメディ」、「映画館+子供向け演劇」などは人気です。人気の理由としては、劇場よりも座席が快適で、視野が広く見やすい、立地もよく行きやすいところなどになります。

また、ネットで話題になったのは「映画館+昼休み」というサービスです。映画館を「昼休み」の場所として開放する時間は平日の12 時~ 14時で、蒸気のアイマスクが1つ付いて12.9元(約250円)のコースと、アイマスクに温かい飲み物が1杯付く18.9元(約370円)のコースと2種類が発売されています。しかし、電話の問い合わせは多いようですが、実際に「お昼寝」に訪れたのは、わずか数人でした。

こうして映画業界の不況により、映画館も試行錯誤し、新しいサービスを導入しています。今後も消費者にとって付加価値のあるサービスを期待したいところです。

 

文/Elly

 

メルマガ

Top