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月間売上高倍増!中国「シルバー経済」は黄金時代に! 2020年8月19日号

中国も少子高齢化で暮らしぶりが急速に変化しようとしています。

中国発展研究基金会が6月に「中国発展報告2020年:中国人口高齢化発展情勢・政策」を発表しました。2035年から50年までは中国の人口高齢化のピーク期に達し、60歳以上の高齢者は5億人に迫り、総人口の3分の1以上になることが予想されています。北京や上海などの一線都市は最も早く高齢化社会に突入し、高齢化が最も深刻になっていきます。例えば、上海市は2019年末の時点で、60歳以上の高齢者は市の人口全体の35.2%を占めるようになりました。

そんな一線都市の高齢者は社交的で、コミュニティ活動も活発です。また、外出の際、お化粧することは習慣化しています。

中国最大ECサイト淘宝(タオバオ)のデータによると、2020年5月の中高年化粧品の月間売上高は1523万元(およそ2億3千万円)で、1年前同月の716万元より倍増しています。また、平均取引価格も169元(およそ2,600円)、前年の143元より18.2%増加しました。

化粧品だけではなく、中高年向けのアパレル、健康食品、紙パンツ等の売上も増えています。例えば、中高年向けの粉ミルクも今年4月の売上は去年の倍になりました。

現在、中国の中高年消費市場は急速な成長段階ですが、経済が発達した意識の高い一線都市では、今後、中高年たちの需要が真っ先に爆発することが予想できます。

少子高齢化社会の先進的な存在として日本企業にとっても多くのチャンスがあり、今が中国中高年消費市場参入のタイミングではないでしょうか。

 

文/中国人スタッフElly

 

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