メルマガ2023.03.03
淘宝‘ブサイク’商品アワード2023, ブサイク商品が話題に! 2023年3月3日号
2月22日の夜、第3回「淘宝(タオバオ)‘ブサイク’商品アワード2023」と銘打った授賞式がライブ配信されました。最終審査に残った40点の商品と、大賞を取った5つの商品が発表されました。視聴者数は100万人以上になりました。
画像:淘宝
では入賞商品を紹介しましょう。まずは、「丑名远扬奖」(ブサイクで名が広く知られた賞):「蛙の着ぐるみ」。SNSでヒットし、集客のために、店舗の着ぐるみショーでもよく使われているそうです。
画像:淘宝
次に、「丑味相投奖」(ブサイクセンスが一致賞):「脳みそ帽子」。デザインした李瑶さんは「今日は頭をフル活用していますよと会社で話のきっかけにしてほしい。」とデザインした意図を説明しています。
画像:淘宝
そして、「丑你咋滴奖」(ブサイクで何が悪い賞):「ブサイク顔粘土スマホケース」。手作りのスマホケースですので、淘宝ではさまざまなデザインが販売されています。
画像:淘宝
続いては、「略胜一丑奖」(他のより少しだけブサイク賞):「プリンセスダウンコート」。お値段は600元(約12,000円)、意外とちょっと高いです。「派手な色合いとフリフリなデザインは小学生が好きそうですね。」とのコメントが多かったです。
画像:淘宝
最後に、「拔得头丑奖」(最もブサイク賞):「甘肃省博物館馬頭マスク」。国家級文化遺産に指定されて博物館の宝になっている「東漢銅奔馬」を正面からみる馬の顔をモチーフにしたデザインです。歪んだ頭と斜めに傾いた目が可笑しくて、ネット動画で人気の小道具になっているそうです。「文化遺産と人々との距離を縮め、博物館をよりトレンディーで面白いものにしたい。」が目的のようです。
画像:淘宝
淘宝の関係者は、「ブサイク商品アワード」は決して「醜さを審査する」ことではなく、いろいろな形の美を称賛し、保護することを目的としていると述べました。こんな変なモノ作って、売っている人、買う人もいて、しかも表彰する人もいて、日本では考えられないですね。
文/Elly