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メルマガ2022.04.27

2022年中国KOLのトレンドとは? 2022年4月27日号

今年の4月、中国市場調査会社「TopKlout」が「価値の再構築—2021 KOL発展年報」を発表しました。KOLとは「Key Opinion Leader」の略です。簡単に言えば中国版のインフルエンサーです。中国では微博(Weibo)、抖音(Douyin)、小紅書(RED)などのSNSで拡散力を持っている人をKOLとして扱っています。

近年、KOLの種類が多様化し、ファッション、コスメ、旅行、親子、音楽などの通常カテゴリ以外に、新カテゴリとして、テクノロジー、地域おこし、公益啓発、バーチャルKOLなどが人気となっています。それに伴い、新しいコンテンツも次々と現れています。

例えば、「地域おこし」というカテゴリーの「張同学」アカウントは、昨年10月4日に、抖音(中国版TikTok)で最初の動画がアップされてから、現在はフォロワー1,907万人を超えるアカウントまでに成長しました。彼の実家は中国遼寧省にある「松樹村」という田舎の村です。アップされた動画は主に、起床して、服を着て、布団を畳んで、歯を磨いて、鶏や猫、犬に餌を与えるなどの農村生活の日常記録です。人気になった理由は、都市化が進んだ中国では、多くの農民が市民となり、彼のレトロな田舎生活が心の慰めになったからだそうです。もちろん、彼のアカウントが大ヒットした後、「松樹村」の露出度も高まり、観光客が来るようにもなりました。彼は「今後は地元の農産物も宣伝し、若者たちには村に残ってほしいし、一緒に村を変えていきたい」と語っています。

また、ショート動画のユーザー数が9.34億人に達した点にも注目しておきましょう。視聴時間は1人1日2時間以上と、ショート動画はソーシャルコンテンツ(ライブ配信、記事、中長編動画、音声配信)の中で一番利用されています。

さらにコンテンツ内容のアップグレードと細分化により、ショート動画の尺も長くなってきています。2021年からは、約2分前後のショート動画が主流となっています。

JFNasiaでは、微博(Weibo)、抖音(Douyin)、小紅書(RED)など中国人気プラットフォームでの中国人KOLと在日中国人KOL を起用したマーケティング施策の実績が多数あります。商品やサービスの魅力を瞬時に拡散、数千万人にリーチ可能なKOLマーケティングをぜひお試しください。

 

文/Elly

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