訪日中国人に向けた旅前(たびまえ)情報発信 JFNasia

NEWSInformation / Mail magazine / Chinese topics

メルマガ2022.08.03

60年代に誕生したウルトラマンが中国の小学生の間で大人気!2022年8月3日号

ウルトラマンは1966年に誕生し、中国市場に進出したのは93年のこと。中国の「80後(1980年代生まれ)と「90後(1990年代生まれ)」にとって、ウルトラマンは誰でも知っている人気キャラクターです。しかし、2021年後半から、中国の小学生の間で「ウルトラマンのトレーディングカード」が爆発的な人気になっています。

北京市海淀区に住む李華さんの小学4年生の息子は今年の春から、ウルトラマントレカにハマって、旧正月でもらったお年玉1,000元(約2万円)で全部「ウルトラマンカード」を買いました。また、青海省西寧市の小学生女の子は「クラスの男子21人中20人がウルトラマンのトレカを持っていて、みんな40〜50枚は買っている。」と話しています。1枚の価格は2元(約40円)、5元(約100円)、10元(約200円)、20元(約400円)と種類があり、「ガチャ」形式で、価格が高いほど「良いカード」の確率が高くなります。子どもたちの多くは2元や5元のカードを毎日のように購入しているようです。

もちろん、海賊版もあります。価格はずっと安く、見た目も悪くないですが、子供たちは買いません。「海賊版とバレたら、クラスで恥ずかしくて顔が上げられないから、買わないほうがましだ。」と小学生の呉くんが教えてくれました。

中国はバンダイ最大の海外市場です。2021年の決算報告によると、同社中国での総売上は86億円で、2022年には95億円に達する見通しです。日本のキャラクター文化は世界的な影響力を持っていることを物語っています。

インバウンド復活の折には、日本に眠っているウルトラマングッズにも注目が集まりそうですね。

 

文/Elly

メルマガ

Top