メルマガ2022.05.11
63%のZ世代が百貨店に行かない?!2022年5月11日号
先頃、中国のメディア「未来迹Future Beauty」が「化粧品消費習慣」というアンケート調査を実施、その結果からZ世代の百貨店離れが分かりました。アンケート結果によると、43%の若者がほとんどデパートに行かず、58%の若者が半年に一度しかデパートに行かないそうです。
では、なぜZ世代は百貨店に行かなくなったのでしょうか?
一番の理由は、商品情報やトレンドチェック、そして買い物まですべてネットで完結できてしまうからです。しかも、ネットで買ったほうが安く、本物保証の店舗も増えてきています。また、百貨店は接客がしつこく、苦手な人も多いそうです。
アンケートによると、Z世代の消費者が百貨店に買い物に行くメリットは、「商品に触れられる」「いち早く手に入れられる」「本物の保証」の3つ。
若者の百貨店離れに対して、中国の百貨店もいろいろな施策を取り入れています。例えば、上海市一番お洒落なデパートと言われている「上海新世界大丸百貨」はウルトラマン50周年、リラックマ、ドラゴンボール、聖闘士星矢など人気キャラクターとコラボした展示会を開催、昨年の売上は倍増しました。
また、中国本土に100店舗以上を持つ「銀泰百貨Intime Department Store」は自社アプリを開発。アプリから注文した商品は、注文者に一番近い店舗から発送し、24時間以内に届くことや、アプリ会員が実店舗で買い物した場合はさらにクーポンがもらえるなどの施策で、消費者のロイヤリティを高めています。
百貨店にとって、日常的に若者世代を集客するために、オフラインイベントやデジタル施策だけではなく、パブリックイメージの一新も今後の課題ですね。
文/Elly