メルマガ2020.11.04
アリババ「双11(ダブルイレブン)」売上データ速報! 2020年11月4日号
今年の「双11(ダブルイレブン)」は、新型コロナの影響で、例年に比べて特別なものになっています。
今年の前半は、ロックダウン、休業、生産停止等の影響で、中国国内の消費需要は大きく抑制されました。
このような背景があって、「双11(ダブルイレブン)」はもうECの販促イベントだけでなく、
中国国内経済回復の重要な参考指標となります。
今年の「双11」は11月1日〜3日および、例年通りの11月11日の2回に分けられて開催されます。
11月1日、イベント開始から111分後に、Nike、Adidas、ファーウェイ(華為)、シャオミ(小米)、Apple、
ハイアール、エスティーローダー、ランコムを含む100ブランドの売上が1億元以上(約16億円)を
突破しました。また、今年はより多くのビジネスチャンスを作り出すために、
初めて新ブランド(3年以内にTmallに出店したブランド)の専用ページをオープンしました。
11月1日の時点で1,800以上の新ブランドの売上高が昨年より増え、
94の新ブランドの売上増加率は1000%を超えました。
「新型コロナの影響で中国消費者の消費理念はより理性的になりましたが、
アリババのデータからみると、中国の消費市場は回復し続けており、去年同時期の水準を超えています。
これから重要なのは、ECの運営コストがどんどん高くなり、従来ECの優位性が弱まることにあります。
したがって、販促の革新力が今後のカギになるでしょう。」と
中国貿易促進会研究院副院長赵萍氏が2日「環球時報(人民日報系列紙)」のインタビューで述べました。
11月11日「双11(ダブルイレブン)」当日のデータも引き続き注目しましょう!
文/中国人スタッフElly