メルマガ2021.06.23
中国でも「メイドカフェ」が人気! 2021年6月23日号
中国で一番最初のメイドカフェは2005年2月に開業した広州の「inodopalace」です。その後、全国各地で数十店舗のメイドカフェがオープンしました。当時は日本のメイドカフェそのままを中国で展開しましたが、メイドという女性差別ともとれる設定と過剰なサービスが中国消費者に受け入れてもらえなかったようです。
一度は全滅した中国のメイドカフェですが、メイドとお客様という主従関係の設定を薄くし、サービスの面でも、食事を提供するカフェ形式にこだわらず、ボードゲームやビデオゲームカフェに切り替えたところ、最近再び人気になりました。2019年末にわずか10店舗だったメイドカフェですが、現在は数百店舗にまで拡大しました。
男性向けのメイドカフェがあれば、女性向けのお店もあります。上海と北京で「執事カフェ」が相次いでオープンしています。男性と同じく、一線都市で働くOLたちも執事カフェでかっこいい店員さんとゲームしたり、言いたいことを思う存分に話したりと、ストレスから開放されたいようです。
北京初の執事カフェ「Kirali」のオーナーは、「あるお客さんが六時間も店員と話してました。また恋人との悩み相談や話し方を学びにくるお客さんもいます。時々、ここはカウンセリングではないかと思ったこともあります。」と話してくれました。
日本の「メイド/執事カフェ」とはカタチも内容も違っても、癒やしを求める場所としては同じようですね。
文/Elly