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メルマガ2021.02.17

中国の「お金持ち」はいったい何人いるの?そして何に使っているの? 2021年2月17日号

中国の調査機関胡潤研究院が2月8日に「2020年方太・胡潤資産報告(FOTILE·Hurun Wealth Report

2020)」を発表しました。同報告によると、中国では資産額が600万元(約9,700万円)を超える

「富裕世帯」が初めて500万世帯を突破して、前年比1.4%増加しました。

最も「富裕世帯」の多い地域は北京市で、前年より1.1万戸増加し、71.5万戸となりました。

続いて二位の広東市は前年より1.3万戸増加し69.2万戸、

三位の上海市は前年より9,000戸増加し61.1万戸となりました。

新型コロナ禍の中、新しい消費傾向として、健康保健関連が1位に上昇しています。

 

また、自動車の消費ニーズも旺盛です。今後3年間で増やしていく消費予定のトップ3は:

健康保健(1位46%)、旅行(2位44%)、子供教育(3位43%)となりました。

また、今後3年間の買い物計画については、自動車が1位(50%)、腕時計が2位(42%)、

続いてジュエリー3位(38%)、アパレル4位(34%)、アクセサリー5位(31%)となりました。

また、旅行は昨年より7ポイント下がりましたが、依然として中国富裕層の一番人気の娯楽は旅行、

次いでグルメと読書です。

では旅行中の食事はどうかというと、56%の中国富裕層がご当地ホテルや高級レストランを

一番好んでいるようです。日本料理32%、広東料理31%と続きます。

中国の富裕層は消費能力がとても強く、彼らの消費動向を注目すれば、

今後3年~5年後の消費市場が見えてくるに違いありません。

 

文/Elly

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