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メルマガ2022.07.27

中国の変わった仕事! 2022年7月27日号

今日は最近中国で話題になっている変わった仕事をご紹介します。

まずは `3秒でスイカをチェック!`、月収3万元(約60万円)の「スイカ検査師」。「スイカの里」と呼ばれる河南省商丘市では、スイカ検査師の孫紅凱さんがたった3秒で果肉がギュッと詰まって、甘くてジューシーなスイカを見分けられることが検索トレンド入りしました。孫紅凱さんは普段はスイカ農家として働いていますが、2017年からスイカ検査師になりました。高温猛暑の下で、毎日朝から晩まで10時間、5万キロ以上のスイカを検査します。スイカのシーズン3ヶ月間で、大体10数万元(約200万円以上)の収入になりますが、とても大変な仕事ですね。

続いては、ザリガニの殻を剥く仕事「剥蝦師」。中国ではザリガニは人気な食材です。「中国ザリガニ産業発展報告2022」によると、2021年、産業全体の市場は4200億元(約12兆円)となりました。「剥蝦師」とは、上手く殻を剥けないお客さんに、ビニール手袋をつけて、ザリガニの殻を剥いてあげる仕事です。話題になったのは、北京にあるレストランの厳しい条件と待遇です。このレストランでは、30分以内に1.5キロ分のザリガニの殻を剥く(4~5秒に1匹)ことできないと仕事に就けません。しかし、その分給料は月収1万元(約20万円)を超える事もあります。中国では、月収1万元は名門大学卒業生の初任給に相当します。このレストランの剥蝦師華華さんは毎日9時間半勤務、多いときは500匹以上の殻を剥かなくてはなりません。「炒めたてでアツアツのザリガニの殻を剥くので、手はいつもやけどしているような感じで、感覚が麻痺してきました。」と話しています。

どちらも経験の成せる業、専門職といえます。収入の高さと苦労の大きさが比例していますね。

 

文/Elly

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