メルマガ2023.02.03
中国の若者は春節連休中に稼いでいる!? 2023年2月3日号
先週、中国では「ゼロコロナ」政策が終了してから初めてとなる旧正月の春節を迎えました。春節の7連休に、多くの人が帰省して、一家団欒の楽しいひと時を過ごしている間に、休まずにひと稼ぎした若者たちもいました。
例えば、ホテルのシェフの出張料理サービス。8日間の収入は1ヶ月の給料に匹敵します。1人当たり200元(約3,800円)の5人からのコースを受注して、8日間で20,000元(約38万円)弱を稼ぎました。また、出張ペットシッターも人気です。その理由としては、ペットをペットショップに預けるより、ペットシッターを利用したほうが新型コロナウイルス感染のリスクが低いと思っている人が多いからだそうです。仕事の内容は主に、ペットの食事の準備、水の入れ替え、食器の洗浄、トイレの掃除、お遊びなどです。春節期間中、1日に12件のオーダーを受け、7日間で5,000元(約10万円)を稼いだ人もいたそうです。
画像:Wechatアカウント“深燃”
さらに、「春聯(チュンリィェン)」という春節の伝統的な飾り物をその場で書いて売っている人がネットで話題になりました。重慶市の牧哥さんは5歳から23年間書道を習っていました。このスキルを活かして、1月上旬から毎日夕方から路上で書きながら「春聯」を売っていました。売上は一晩で1,000元(約2万円)を超えた時もあって、予想をはるかに上回ったと言っています。
画像:Wechatアカウント“深燃”
コロナの影響で、経済的に打撃を受けた人は多くいます。しかし、このように、この3年間の損失を少しずつ取り戻そうとしている人もどんどん増えてきそうです。
文/Elly