5月5日、中国最大級の口コミアプリ「小紅書（RED）」がメーデー連休旅行報告を発表しました。同報告によると、今年はメーデー連休の3日前に、小紅書で「キャンプ」の検索数は前年同期より230%上昇しました。キャンプ関係の投稿数は29万件以上、前年比で271%増加となりました。投稿内容はアウトドアテント、食器、テーブルと椅子、食べ物や飲み物など、活き活きとしたキャンプの雰囲気を醸しだしています。

またアウトドアレジャーの項目では、「キャンプに行きたい」と答えた人は前年の3倍近くに上昇しました。中国最大ECサイト「Tmall」でも、アウトドア用品の売上は昨年に続き、2年連続で2倍に伸びています。

キャンプブームの後押しは日本と同じく新型コロナの影響と、中国の若者たちの収入水準が高まり、高い生活レベルを求めていることです。

しかし、市場規模1500億元（約2兆5000億円）と言われている中国のキャンプ市場はまだ初期段階にあります。自然に親しむことだけではなく、新しい体験やグランピングなども求められています。また、アウトドアでの経験が多くなればなるほど、ハイエンドの高機能高品質製品を購入するようになってくるようです。今後は日本のアウトドアブランドの進出も注目していきたいですね。

文/Elly