メルマガ2020.11.18
中国湖北省マスクの生産者は一日最高80万円稼ぐ! 2020年11月18日号
武漢から100キロ行けば中国最大の不織布加工輸出拠点、
湖北省仙桃市彭場鎮(PengChangZhen)に着きます。
今年に入って以来、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
マスクや防護服の世界的な需要が急増しており、
「不織布の都」と呼ばれる彭場鎮にとっては前例のないチャンスとなりました。
不織布製品を手掛ける企業が300社以上ある彭場鎮は以前から世界市場シェア4分の1の不織布製品を
生産しています。製造されたマスクや防護服は欧米などの海外市場に長年に渡って輸出されています。
今年の9月までに、マスク工場の普通の生産者でも月6万元(約95万円)(コロナ前は月4千元約7万円)、
機械の操作ができる人は1日5万元(約80万円)を稼ぐことができました。
町全体の新規預金額は200億元(約3200億円)を超えました。
しかし、最近はマスクなど医療用資材の供給不足はほぼ解消され、市場が落ち着きを取り戻しています、
一時高騰した価格もコロナ流行前の水準に下がりつつであります。
ブームに便乗して立ち上げたマスク工場はほとんど閉鎖しました。
この小さな町、彭場鎮にとっては新たな発展のために、ブランド力の育成、ベビー用品、女性用品、
生活雑貨など多領域への進出などモデルチェンジを迫られています。
文/中国人スタッフElly