「日経トレンディ」は創刊時（1987年）から毎年「ヒット商品ベスト30」を発表しています。今年のヒット商品ランキングでは中国発ファストファッションEC「SHEIN」が12位にランクインしました。

SHEIN（シーイン）とは、2008年に中国南京市で設立された「南京希音電子商務有限公司」が立ち上げたファッションブランドです。中国国内では販売しておらず、アメリカ、ヨーロッパ、韓国など世界54か国で展開しています。実店舗を持たず、すべてオンラインで販売しているのが特徴です。全世界どこにも店舗はありません。まだ上場していないですが、企業価値は1,000億ドル（約14兆円）と急成長しています。

2020年12月から日本に進出、日本語版サイトとアプリをリリースしました。スマホアプリ分析サービスのApp Apeが発表したデータによると、「SHEIN」は10代に利用されているショッピングアプリとして、「Amazon」「メルカリ」に次いで3番目になりました。

これまで、ロンドン、ニューヨーク、ドバイ、大阪など世界各地で期間限定ポップアップストアを展開してきましたが、11月13日に世界初となる常設店舗「SHEIN TOKYO」を原宿にオープンすることが話題になっています。店内では3つの試着室とフォトブースを設置、展示と試着のみを提供し、顧客が商品タグのQRコードを読み取り、オンラインで購入する仕組みとなっています。実際に話題のブランドの商品に触れてみたいですね。

文／Elly