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中国最新情報2020.05.13

中国観光産業復興の節目!?2020年の労働節はどうなったか 2020年5月13日号

今年の中国のゴールデンウイークは5月1日~5日の5日間でした。2002年以来で最長の「労働節(メーデー)」休暇になりました。現在の中国は徐々に日常を取り戻そうとしています。5月6日時点で、中国24の省が「労働節」の旅行データを発表しました。国内の観光客人数については、全国合わせて延べ1.15億人、国内旅行総収入は475.6億元(日本円で約7130億5千万円)です。そのうちTOP3の江西省、湖南省と広東省の旅行収入は100億元を超えました。

省を跨ぐ旅行と海外旅行業務がまだ回復していないため、旅行スタイルは主にレンタカーツアー、ローカルツアーになります。中国観光研究院の調査データによると、期間中にレンタカーツアーの割合は64.1%と、過去最高を更新しました。

また、観光スポットの予約制と分餐制(料理を一人一皿にわけて出すこと)は旅行ニューノーマルとして徐々に観光スポットと観光客の共通認識となっています。

中国文科省はネット、テレビ、ラジオ、微信(ウィーチャット)、微博(ウェイボー)、ショートメールなどのルートで、「予約なしで旅行しない」という宣伝を強めて、中国人の予約習慣を育成しています。調査データによると、メーデー休暇期間中に観光スポットを予約した観光客の割合は77.4%に達し、そのうち74.1%の観光客は「予約による旅行体験がよかった」と答えています。食事の面では、安全とマナーへの関心が高く、59.9%の観光客は「安全衛生のためにより高い価格の食事を選ぶ」傾向があります。

この労働節5連休は、中国観光産業の復興への大きな節目となりました。

 

By 中国人スタッフElly

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