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メルマガ2020.07.29

使いかけの口紅が売れている!? 中国のメルカリ「闲鱼」2020年7月29日号

「闲鱼Idle fish(アイドルフィッシュ)」は、日本の「メルカリ」と同じ立ち位置にある中国最大のフリマアプリです。アリババグループ傘下の独立中古品取引ブランドとして運営されています。昨年プラットフォーム上の取引額は2000億元(およそ3兆円)以上、DAU(1日あたりのアクティブユーザー)は2000万人を突破しました。

 

「闲鱼」が今月に発表したデータによると、2019年メイクアップ化粧品の取引額は50億元を突破、上海、北京、広州、深セン、杭州など一線都市の25歳以下の大学生や新社会人が52.8%の中古口紅を買っていました。購入者のうち11.6%が男性というところも面白いですね。(彼女にプレゼント?自分用?)

TOP10のブランドはMAC、ランコム、ディオール、サンローラン、ジバンシー、トムフォード、シャネル、エスティローダーなど全部国際ブランドです。

売れている一番の理由は、やはり値段です。国際ブランドの口紅は大体半額くらいの値段で取引されていて、大学生や新社会人にとって、安い値段でいろいろな色を試せるところが魅力的だそうです。

また、中国では最も新型コロナがひどかった今年第1四半期の中古口紅の取引額は昨年の第4四半期より21.1%も高くなっています。おそらく皆マスクをするため、口紅の需要が減り、出品数が多くなったと考えられます。

 

コロナによる新しい消費行動の1つに「若い世代の節約」というキーワードが目立ち始めて気がします。

 

文/中国人スタッフElly

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