メルマガ2020.07.15
救急車が待機!?専用マスクを配布!中国で大学入試がはじまる 2020年7月15日号
7月7日、中国では新型コロナウイルス感染予防が常態化した背景のもとで、今までに前例のない全国大学入試が一ヶ月遅れで始まりました。7月7日~10日の4日間、受験生1千万人はそれぞれの夢を追うために、一斉に試験会場に。受験生数は1071万人、去年より40万人増え、また、密を避けるために、試験会場の数を増やして、全国で40万箇所になりました。まさしく、新型コロナ発生以来、中国全土最大規模の集団行動になりました。
試験会場に入るために、マスク着用と体温測定(37.3度以下)は基本ですが、各自治体独自の対策とルールもあります。武漢市では、受験生は試験場に入った後、自分のマスクを預かり所に置いて、「武漢大学入試」という文字が印字された専用のマスクを配布されます。広東省は、健康QRコードの登録とPCR検査結果の提示が必須となっています。海南省では一つの会場に医療従事者3名と救急車1台が試験終了まで待機したとのことです。
山東省青島市のある高校の保護者たちは受験生を応援するために、「必勝」「頑張れ」が印字された赤いマスクをつけていることもネットで話題になりました。
現在、日本では大学入学共通テストは延期せず、2021年1月に実施される予定ですね。
それまでに新型コロナウイルスの感染拡大が終息していることを願うばかりです。
文/中国人スタッフElly