「ケチャップ多めにください。」「あと、スプーンもお願いします。」こういう会話はケンタッキー、マクドナルドではよく聞きます。店員さんもすぐに出してくれます。しかし、四川省のケンタッキーでは4月末から、もともと無料の唐辛子調味料が有料になったことがネットで話題になりました。「こういうやり方は受け入れられない。」「ケチャップもいつか有料になるのでは？」と辛党の四川省の人々はショックを受けています。

有料版唐辛子調味料は「天府椒麻香辣粉」という名前になり、値段は1袋0.9元（約15円）。パッケージは黒に変わり、量も無料版の２倍ほどに増えました。味はクミンとサンショウを加えて、甘みも少しあって、無料版よりマイルドになりました。

有料になった理由について、「新商品としてもっと多くのお客様に食べてもらいたい、あと、浪費防止と環境保護のために。」と中国ケンタッキーが説明しています。専門家は収益のためでもあると分析しています。新しいハンバーガーやフライドチキンの開発よりも、調味料の開発は最もコストが低いからです。

ちなみに、中国全土のケンタッキーで、唐辛子調味料を提供しているのは四川省だけです。

有料になっても、四川省に行ったら、食べてみたいですね。

文／Elly