メルマガ2020.08.12
衝撃!上海タワーが雷に打たれた?! 2020年8月12日号
上海のランドマークといえば、上海タワーこと上海東方明珠塔(Oriental Pearl Radio&TV Tower)です。高さは486mで1994年の完成当時はアジア第一の高さでもあったテレビ塔です。宇宙ステーションを彷彿させるようなユニークなデザインのこのタワーが昼も夜も上海を一層華やかに魅せてくれています。
昨日からこの上海東方明珠塔の衝撃的な画像がネットでヒットしています。8月10日の夜、上海は豪雨と強い雷に見舞われて、空を引き裂いたような稲妻が東方明珠塔の先端に当たって、目撃した市民たちは続々と驚きの声を上げていました。あまりにも衝撃的だったため、「まるで映画のワンシーンみたい」「加工され画像なの?」「神様降臨!」とネットでもざわついています。
東方明珠塔はもちろん無事です。実は、これは避雷針が建物への被害を防ぐために、雷を呼び込み地面へと電流を逃がす現象から、雷に打たれたように見えただけです。文字の意味するところとは逆に避雷針は雷を呼び寄せる、いわば「導雷針」ともなりますね。
上海に行かれる際、ぜひ見学に行ってみてください。ちなみに、チケットはいろいろ種類がありますが、「上海市歴史陳列館+350メートル展望台+263メートル展望台+90メートル展望台」と全部見回れるチケットは220元(およそ3500円)です、少々高めですね。個人的には、色鮮やかにライトアップされた「東方明珠塔」ときらびやかな高層ビル群の夜景がおすすめです。「これぞ上海!」と実感させてくれる風景です。
文/中国人スタッフElly